Kantabileさんの日常

某大学に所属する大学生のゆるふわな毎日。日本語ラップやMCバトルについての解説記事。その他自分の好きなことを発信してます。

”Youtuber"だけじゃ語れないYoutube

Youtube

 

どのようなイメージを持つだろうか?

 

 

Hikakin,はじめしゃちょー,炎上,google,商品紹介,時間を奪う悪魔,見ないです等...

 

そのイメージは様々だと思う

 

 

近年では"Youtuber(ユーチューバー)"という言葉が一つの名詞として様々なメディアで取り上げられ、そのような人々はYoutubeの枠を超えた様々な場所で活躍をしているのを多く目にする。

 

また、最近では彼らの高収入やアイデアの独創性が買われ、テレビ番組への進出も進んできており、マルチメディアでの活躍が見られる。

 

 

しかし、こんなことは私にとって全く予測のできないことであった

 

 

それは、約7年ほど前のこと。

我が家に初のインターネットがやってきたのである

(それまで、母親の携帯のみがインターネット接続という、本当に機械に疎く、デジタル化が進まないアナログな家庭だったので導入は遅かった。)

 

 

当時、中学一年生であった僕はそれまで電化製品店や友達の情報から、インターネットの面白さに関しては十分知っていた。

尚且つアニメの動画に落書きのようなものを加えた動画サイトが面白いことを知っていた。名前はゆうちゅーぶというらしい。

 

そして、念願のインターネットである。

 

僕は夜な夜なYoutubeという悪魔のようなサイトをあさり、興味のあるワードを度々検索し、眠くなる限界まで見た。

 

 

しかし、今とそのYoutubeのありようは全く異なるものだった。

 

 

言葉で説明するのは難しいが、今とは全く異なる「アングラ感」が当時のYoutubeには深く染みついていた。

 

ただ、全くこれはマイナスな意味ではない。

youtu.be

 

この頃の動画は、今のような若くフレッシュな印象の男女が顔出しをするなどといったことは全くなく、アニメに落書きや、独自の工夫を加えて笑いを取ろうとする動画や、ゲームの実況、プレイ動画などが主な人気になっていた。

 

 

また、このようなコンテンツが中心になっているため万人受けするものでもなかった。

 

 

しかし、この時代の動画は絶妙な「アングラ」感を残しつつも今のような炎上騒ぎは少なく、コメントでの争いなども少なく、今よりもネットリテラシーのある人々によるウィットにとんだコメントが多かった。

 

 

一方で、社会からの風当たりも強いものであると思っていた自分は当時、親はおろか、友達にもYoutubeで見ている動画なんて紹介もできなかったほどである。

 

自分自身でもYoutubeを見ることは背徳感がある行為であり、ヲタクであることを周りにばらしてしまう行為になると思っていたのである。

 

 

しかし、私のこのような心配は時代とともになくなっていったのである。

 

 

ヲタク文化は一般に普及されることにより段々と市民権を得るようになっていき、ボーカロイドの人気が出たことで、学校でも徐々にその話題は自分からもしてもいいことだとわかるようになり、少数であるが動画の話をできる友達が出来たのである。

youtu.be

中高一貫校に入っており、中だるみであった中学三年生にとってこんなものはデブとポテトチップスのごとく相性の良く身を亡ぼすものであったのだ。

 

 

しかし、前述したボーカロイドの人気があったのはニコニコ動画であったために僕はYoutubeから一度乗り換えるのであった。

 

その後、高校入学からの高校生活、受験などでの忙しさからニコニコ動画・ヲタク文化・ボーカロイドからは見事に脱却しどちらの動画サイトも多く使うことなく、現在に至るのである。

 

 

当時のKantabile少年にとって背徳感がありマイノリティであったYoutubeは現在では市民権を得るにとどまらず、サブカルチャーからメインストリームへと移行しているのである。初対面の人々に好きなYoutuberを聞く人だって出てきている。

 

かつての「アングラ」Youtubeは跡形もなく進化したのである

 

 

では、当のぼくは昔に懐古したいのか?

いや、そうではない。

 

たしかに、あの中学生の少年が愛したYoutubeは形を全く変えてしまった。しかし、友達と気軽にYoutubeの話題で話せるのはうれしいし、機能面でのYoutubeの進化も大変うれしいのである。

 

 

ただ、たまにあの「アングラ」が欲しくなるのである。

 

みなさんにもYoutubeでは無くてもそんなときがあるのではないでしょうか?

今が一番楽しいけど、なんか昔を思い出すと胸が熱くなる みたいな。

 

 

僕にとってはその象徴がYoutubeであり、その時の動画を見るとそんな昔の感情を思い出させてくれるのである。

 

YoutuberだけじゃないYoutubeのこれからの可能性を知ってほしいし、いろんな活用法があるんじゃないかなと思う。

 

例えばこれ

youtu.be

 彼は数学の授業をYoutube上で人気を集めている。

これがよいかどうかは様々な議論があると思う。でも、僕はこんな動画があるだけで勉強のできない子供でもYoutubeという取っつきやすさから入ることが出来るし、何より彼のわかりやすさはピカイチである。

 

これだけでなくとも一般化したYoutubeは人々に平等を与えてくれるし、地面から日の目までを見せてくれる最強のメディアではないか。

 

 

最後に、僕のおすすめの最高にアングラな動画を上げて終わりにする。

今回の記事はかなり私見がおおいのでご了承ください。それでは。

youtu.be