このブログの別の存在理由
皆様。おはこんばんにちは
これまでブログを見てくださった皆様ありがとうございます。
承認欲求を満たすためだけに作ったブログではないですが、アクセス解析で皆様が少しでもこのブログをチェックしていることが分かると非常にうれしい限りです。
これまでの記事では自己紹介、いわばプロフィール代わりの記事を書いてきた。
しかし、今までのブログを改めて、ふと思う。
「自分がブログにもとめていたのはこんなことだったのか?」
たしかに始めた理由は情報発信、自分自身のスキルの向上ではあった。
だが、何かが違う。
他の人の記事を見た時の初期衝動はこんなものではないし、自己満足でおわらせてはいけない。何より、本当に伝えたいことはひた隠しにしたのではないか。
自分の性格上いつもこんな感じである。豆腐メンタルであるくせして人からの批判はなんとなくで受け流してしまう。
このような感じだととてもネガティブで自己肯定感低い人間に見えるかもしれないがそうではない。
そういった、ひた隠しにしたあることを一つここで言っても許してくれるのではないか? また、応援してくれる優しい人もいるのではないか?
そして、ついに。この記事を書くことを決心した。
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遡ること約3年前のこと
高校三年生の僕は自称進学校で部活を引退し、勉強漬けの毎日を過ごしていた。
受験を経験した人ならだれでもわかると思うのだが、受験における敵は模試の点数でも時間の足りなさでもない。何より、”自分の欲望”なのである。
勉強した分、受験生は他のものへの欲望が増し、それを何らかの対象にぶつけるのである。ある人は壁、ある人は彼女、ある人はゲームといった逃げ道を探す。
僕にとってそれは「Youtube」であった。
切り替えはしっかりできる僕は塾にいる間はみっちり勉強、家に帰ってからは一転スマホをYoutubeでみるという日課があった。
その時、あなたのおすすめの欄にこんなものが。
(実際のバトルの映像がなかったので許してほしい)
フリースタイルダンジョンと呼ばれるラップをテーマにしたテレビ番組であった。
この映像は当時の僕にとって衝撃的であった。
「なんで、この眼鏡のほうがすごいこと言ってるな」
「と思ったらR指定? どんな名前だよ」
「っていうかおしゃべりしてるだけの坊主がなんでこんなに強いんや」
「よく勝敗も分からんし、全員誰やねん!」
といった感じで全く訳が分からなかった。
これが僕とラップとの出会いである。
DJがかけるビートに合わせてラッパーが自由自在に言葉を扱い、相手を一方的にdisる。これを繰り返すのである。
当時の僕はなぜかこれが面白く感じられた。その後、高校にHIPHOPに精通している友達がいたことなどからズブズブとはまっていってしまったのである。
中毒症状は段々と深刻になっていき、ついには形だけ真面目な受験生であった少年は、受験勉強をしながらバトルを聞くというとんだHIPHOPジャンキーになってしまったのである。
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今となって振り返ると僕がHIPHOPにはまってしまったのは必然なのかもしれない。
まず、HIPHOPでは歌詞に「リアル」であることが求められる。
HIPHOPの歌詞は自分自身をそのまま投影されているものばかりである。
薬物中毒になっている友人に対してそのドラッグはバファリンじゃないと訴えかける歌
中学時代の甘酸っぱい思い出を歌った歌。
他のラッパーにみたらし団子を食べられたことに対しての批判(beef)
などなど... 本当にHIPHOPは幅広く、人種のるつぼ的な感じなのである。
だが、それらはすべて「リアル」である。
リリックには自分の良いところも悪いところも率直に書かれており、思想や感情があらわになっているのである。
また、HIPHOPという音楽は非常に世間からの風当たりが強い。
最近ではUZI氏(フリースタイルダンジョンの元進行役)や、慶應大学ラッパーなどの逮捕など事件も起こり、ますます風当たりは強くなっている。
そのため、ごく一部の情報から生まれた偏見が多くあり、それらの偏見に対する曲も非常に多い。
思えば、自分も生まれてから人々への悪印象を与えやすく偏見の目で見られることが多かった。
小学生のころ体だけデカく、泣き虫であったKantabile少年は体が大きいからという理由でケンカが起こるといつも自分が原因ということにされ、家に帰れば泣くということを繰り返した。また、中学でも最初のころは馴染めない時期もあった。
もちろん原因が自分であることはその通りである。それは長い間自覚しているつもりである。だが、そんな偏見が許せないし、どこか自分を表面だけで見られている感じがした。
そんな偏見をひっくり返して自分を誇ることが出来るのでは、また、そんな偏見を理解してくれる曲に多く出会うことが出来た。自分よりも壮絶な体験をした人やつらい状況の人はいくらでもいる。ましてや、自分は大学にもいけるぐらいなんだからなんて幸せなんだろう。
そしてHIPHOPにはまっていった。最初は自分も怖い音楽だと思っていたがいつのまにか頭の中はあの好きなラッパーのワンフレーズやバトルのフレーズばかりになっていた。
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大学生になった今、僕は一人のプレイヤーとして動いている。
名前は、Kantabileである。
迷ったらとりあえず実践という僕はいろいろとやってみている。
去年の11月に行われたUMB(ULTIMATE MC BATTLE)というバトルの千葉予選に出場したことを皮切りに現在は月に1度はなんらかのイベントに遊びに行き、DJタイムで自分の大好きな曲を聴き、首を振らし、あこがれのラッパーのライブに感銘を受け、自分の表現に昇華させるということを行っている。
(Youtubeでも上がっているので興味があれば”Kantabileラップ"などで調べてほしい)
ラップバカであった僕は最初は風呂の中や自分の部屋で一人で呟くようにして有名なフリースタイラーの真似なんかをしながらラップを行い、鏡の自分だけを相手にラップをしていた。現在では近くで行われるサイファーというラップ集団の中に入れさせていただき、4~5時間近くラップをし続けるということもやっている。これが本当に楽しい。
まだ、曲を作るという段階までは至っていないため自分がラッパーと名乗ってよいのかすらも分かっていないが歌詞は少しづつ書いている。
バトルはいまでもちょいちょい出ているが相手をdisることが単純に好きではない&経験不足でほとんど勝てない。
ただ、この活動に関しては自分自身大いに自信を持っている。
disでは負けるかもしれないけどラップ自体のスキルではだれにも負ける気がしないしオリジナリティは自分にしか出せないものだと考えている。
だから、皆さんにお願いである。
自分のラップの活動についてはバカにしないでいただきたい。また、興味があればいくらでも話しかけてきてほしい。(他はいいんだけどね。)
大学に入った当時は人間関係などへの焦りから軽い気持ちで行っていた。
しかし、HIPHOPの中でも知り合いが出来た今となってはそんな軽い気持ちで行うことは他の人々、HIPHOPという文化に対しても失礼だし、自分自身にもプライドが生まれてきた。
「ラップして?」とかっていうのは全然OKだが、「お前みたいなのがRAP(笑)」みたいなのがかなりきつい。やめていただけると幸いです。
たしかに、僕がRAPというのはかなり異質である。
悪いことをして、犯罪歴があるほうが箔がつくというHIPHOPの世界である。
ところが酒がほとんど飲めず、大学生であり、一般家庭に住み、タバコも吸えないのである。
そんな僕だからこそできることがあると思うし、そんなことをやりたいと思う。
だから、変なステレオタイプで見るのはやめてほしい。この活動も僕を構成する要素の一つだ。
また、告知になるのだが先ほどのサイファーで出会った、beatboxerの方からお誘いを頂きBeatbox×mcbattleというものにタッグを組んで出場させていただくことになった。
11月17日 新宿azitoで行うので興味があればぜひ来ていただきたい。ドリンクの一杯でもおごろうと思う。(来る際は伝えてくれると嬉しいです!)
【エントリー者公開!!】
— VIVID-BEAT 11月17日(土)第2回開催決定!! (@VIVID_BEAT47) November 2, 2018
ホームページにてエントリー者を公開致しました!!
まだまだエントリー募集中ですので皆様のエントリー心よりお待ちしております。
詳しいエントリー方法やイベント詳細は下記のホームページから⤵︎⤵︎⤵︎https://t.co/FoZp1CVWvo#VIVIDBEAT#エントリー者公開 pic.twitter.com/qel3nSzUlM
"I"と呼ぶ というのが僕らです
誘ってもらった以上、また、ここまで公開したからこそ絶対負けたくないし最良のパフォーマンスをしたいと思う。プレッシャーに負けずに頑張るのでよろしく。
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というのが僕がひた隠しにしたことである。
ラップを続けることはもちろんとても楽しいのだがもちろんきついこともある。
バトルで勝った相手からの裏での悪口や、HIPHOPの礼儀の難しさ、きついディスなど
でも僕自身は心から楽しんでいる。
一瞬笑いそうになるのも分かるし、全く興味がない人も分かる。だが、ぜひわかってほしい。
何より、そのような自分につきまとう偏見を打破しようというために始めたのもブログなのだから。
以上が僕からのお願いである。
あと、もう一つ一生のお願い!(小学生のように)
この事実はこのブログを見た人の中での内緒でお願いします。
こんなめんどくさい記事であるが受け止めていただけると幸いだ。
興味のない7割の皆様失礼いたしました。
では。