Kantabileさんの日常

某大学に所属する大学生のゆるふわな毎日。日本語ラップやMCバトルについての解説記事。その他自分の好きなことを発信してます。

”韻踏む”ことは”シンプル”(ボーナストラック)

最近、ブログを書き始めてから様々な反応がある。

 

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このはてなブログというサイトはとても便利で親切であるために、このようにブログのアクセス数伝えてくれるのである。

 

そして、友人の声などを聴いてわかったことがある。

 

やっぱり、俺において求められているのは一番の専門分野である、

「ラップ」なのである。

 

一応このブログの存在意義としては自分からの情報発信を日課にするためである。

そして、多くの記事で自分の知っている情報の中での”情報提供”を行ってきた。

 

もちろん、書いたときに「これは俺よくやったぞ!!」 という記事もあれば”当然”、書いた後に”しょうもねえと””呆然と”してしまうような日々もあるわけだ。数字で一目瞭然”である。

 

ただ、僕はなるべく自分の発信をしていく中で、皆様に喜ばれる”情報”を伝えていきたいし、皆さんにそれを見て”いただいた”うえで、皆さんの”要望”に”従いた”いと思っている。

 

そのため、今回はここまでの英語の話の流(な”が)れを”無視して一度、今頃だけども「韻」についての記事を書きたいと思っている。”記事~きたい”

次回はなかなか笑えるかもだけど

(サラダ記念日編)。

 

kantabile.hatenablog.com

 

 

しかし、自分の”知識達”を”総動員”したところで、”仰々しく”つまらない”、”くだらない”ものになってしまうので先人たちの歌詞(”リリック”)の”ギミック”を伝えることで説明したいと思う。

 

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 1. そもそも「韻」を踏むって何なの?

 

 

はい、この疑問すっごく多いと思うんですよ。

 

 

基本的には「韻を踏む」という行為は”シンプル”なのである。

例えば、aiという文字で韻を踏む場合

階、柿、タイ、味、街など子音を除いて踏めばいいわけです。

 

”ただ”、意外とこの中には気づきにくいパターンも”多々”あります。

例としては

僕の好きなマキシマムザホルモンというバンドの

「アンビリーバボー!~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~」という曲を例にすると

 

”あの頃のゲームにはSAVE機能なんて
気の利いたイイもんなんて皆無”

 

という歌詞あります。

さて、この中で韻を踏んでいるのはどこでしょうか?

 

 

みなさんが気づいたのは「ゲーム」と「SAVE」が「えーう」という韻を踏んでいることは気づいたのではないでしょうか。 ずばり正解です。

 

 

と言いたいところですが50点。もう一歩なわけです。

もう一つあるわけです。

 

それが、「気の」と「いいもん」というところですね。

 

え、これで「韻を踏む」っていうの、と思った皆さん。

これでいいんです。

 

韻を踏むというのはあくまで表現技法のひとつであり、頭の良さを証明しよう披露するためのものではないのです。それこそ、この韻があるだけでどれほど読みやすい歌詞になっているか。昨日までの韻への意識、変えてくださいね。

 

色に分けるとこんな感じです!

 

”あの頃のゲームにはSAVE機能なんて
気の利いたイイもんなんて皆無”

 

 

あと今紹介したマキシマムザホルモンに限らず、韻踏むのってHIPHOPだけではないですからね! たぶん、嵐もEXILEも踏んでるはず。

 

より実践的なの知りたい人はKREVA大先生の動画をご覧ください。やはりラップ界を完全制覇した大先生はすごいです。

 


【異常なラップスキル】神の領域 / KREVA

 

というのが韻を踏む行為の大前提なわけです。

 

ただ、これは不思議なもんで文章書いてるうちに、韻を踏むことはしゃべろうとすることを口に出そうとするだけで自然とやっていたりするんですよ。

 

で、韻を極めるとどうなるかというとですね。

 

この方をご存知でしょうか?

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でかっ!!!ということでテレビ朝日系番組「フリースタイルダンジョン」で、モンスターとして活動していらっしゃるFORKさんというラッパーの方です。

 

 

FORKさんは横浜を中心に活動していらっしゃり、ICEBAHNというクルーでたくさんのファンを獲得しています。

 

 

 

この中でもすごいのがこの歌詞。

「越冬」という曲のここ!(50秒あたりから)


越冬 - ICE BAHN (Track by TWIN-B).mp4

”この氷河期じゃ 能書きじゃなく
ひねる脳がキー 要するに猛吹雪を
毛布抜きで越えてく 肉弾戦でテクニック
出せん奴は脱落だ 辛くても立つ
ラクダみたいに 前進する
飾らない 依然シースルーで
見せてくのみ内面 まるで伸びない麺
あったかさパッケージ 音と言葉が合併し”

 

もう声に出して読みたい日本語第一位あげたいくらい。

 

さあ、じゃあまずどこに韻があるか考えてみてくださいね。

 

 

...

 

では答え合わせです。

 

”この氷河期じゃ 能書きじゃなく
ひねる脳がキー 要するに猛吹雪
毛布抜きで越えてく 肉弾戦テクニック
出せん奴は落だ 辛(つら)くても立つ
ラクダみたいに 前進する
飾らない 依然シースルー
見せてくのみ内面 まるで伸びない麺
あったかさパッケージ 音と言葉が合併し

 

なんてカラフルなんだというぐらい。

 

尚且つ、当時氷河期であったラップシーン大しての批判というメッセージ性も込めているという。

 

”徹底して” ”前傾姿勢”で韻踏むスタイル。天才的ですね。

 

というように、韻を踏むことでより内容に深みがでるということですね。

 

また、尚且つ、彼自身はこのように文脈に沿ったうえで韻を踏むことを「rhyme」と言っており、自らもRHYME SAVERと名乗っております。

 

彼自身の登場がシーンに大変革を与えているわけですね。

 

と、いうわけで今回はここまで。

 

次回は実例「実際の曲」を用いたうえでより進展した段”階の” 内容”を伝えたいと思っております。

 

では、また

 

同じ色のところがあれです。