"Inter Bee"で知った未来のヤバさ
みなさんは"Inter BEE"というイベントご存じだろうか?
おそらくほとんどの人が全く聞いたこともないだろう。
実際いうと僕自身もつい数日前までは全く名前も、存在すらも知らなかったというのが正直なところだ。
Inter BEEって名前自体から全く何のイベントなのかということも分からなかった。
で、Inter BEEって何かというとですね...
とても簡略的に言えば、日本や海外の様々な企業が集まって様々なデジタル技術の進展を発表する機会。お互いの技術のすごさをアピールするプレゼンテーションのような場所になっているわけですね。
今週の金曜日に大学のとある講義でこのイベントの存在、詳細を知った僕はすぐに向かってしまったわけだ。
理由としては、デジタル技術に興味がある... とか 最先端のデジタルデバイスを知ることによって、時代の流行についていかねば... とかでは全くない。
端的に言えば
「大学の授業が終わり、アルバイトまでの時間にすこーし時間がある、尚且つ、無料で入れるならなんとなく面白そうだし行ってみよう。」
っていうぐらいのノリ。
というわけで文系大学生がとてつもなく軽いノリで行ってみたわけですが... いろいろと驚かされることがたくさんあったわけだ。
今回はなんとなーくの興味はあったが行けなかった人にも、また、全くデジタルに興味のかけらもないんで。という人にも押し付けがましいがいろいろなすごいものをお見せできればと考えている。(文系なりの視点で)
まず、”4Kテレビ”はご存じだろうか?
そう。あの、めちゃめちゃ画質がよくてYバシテレビとかBッグカメラとかで展示されているあれだ。
デジタル機器にとことん弱く、そのようなものへの情報量が少ない僕にはあの綺麗な画質は少しあこがれてしまうものだ。
皆さんもそうだったりしないだろうか。(そうだよね。うん。)
だが、 今うなずいたみなさん。
時代遅れです。
はい。なんともう世間では8Kの時代だそうですよ... NHKでは12月1日から4Kと8Kにより衛星放送を開始するとのこと。このカウントダウンに関してはこの会場の中でもかなり注目を受けているように感じました。
これ、実際に会場で見たんですけどめちゃくちゃきれいですね。昨年の『紅白歌合戦』の映像が8K&立体音響で流れているブースがあったのですが、音響までよかったら完全にライブ映像ですね。もしかしたらライブよりも雑音少なくていいかもしれない。
あと、8Kの中継映像とかすごかったですね。10年前までブラウン管だった僕にとっては面食らうものでした。
また、他にもですね...
一時期、テレビ番組でやっていたマツコロイドは黒柳徹子にも導入されていました。
会場では実際に黒柳徹子ロイドとの会話の実演も行われていてなかなか面白い。
こちらはスポーツ番組の中継システムに関するブース
様々な情報を自動で表示してくれる機能がついているとのこと。
テレビ番組にとってはなかなかありがたい仕組みなのかも?
などなど様々な最先端のテクノロジーが集まっていて全く知識がありませんでした1時間だけの滞在でとても面白いものをたくさん見せていただいた。
しかし、驚いたのは技術力だけではない。
この「ピノーズ」という展示はなんと自分たちと同年代の大学生が作った展示だという。その名称は童話である「ピノキオ」から由来しているものであり、ここにも記載されているようにピノキオの鼻の伸びる感覚をVRと温度、嗅覚の変化などを利用することによって再現できるものになっているとのことだ。
僕はこの展示がとても気に入ってしまった。
"鼻が伸びる感覚"
これを再現してみようという発想力も素晴らしいと思うし、何よりそんなことを思いつくのが同じ年代だというのだ。
他にも
デジタルフェンシングなど同年代の人々の技術力が光っていた。
僕は思った。
”自分は何をしているんだろう。”
なんとなくでしかわからないが、日本の技術力は韓国のsamsungなどの海外他社に追い抜かれている部分が多く、追い込まれている状況であるということは聞いたことがある。
しかし、僕が今回目にした展示はすべてそんなことを全く感じさせないぐらいにとてもクリエイティブなものであったし、他の国では出せないだろうというぐらいにアイデンティティにとんだものであった。
なのに、追い抜かれている。
”追い抜かれているのにここまでの技術があるあたり、日本のデジタルテクノロジーの未来は明るいな”
と感じた反面
”これで置いていかれているんなら自分はどこまでちっぽけなのか”
思わず感じてしまった。
とりあえず、自分がこんなに思い悩むほど衝撃的な展示だったのでみなさんにもぜひこの記事の中だけでもヤバさを感じていただければと思う。
また、これを通じて自分自身ももっとビッグなことをできるようになるために、改めて自分自身を見つめなおし、地盤から固めていければと思う。
では。