現在のバトルシーンに対しての一石を投じる
こんにちは。Kantabileです。
最近では非常に暖かくなり、ロンT一枚で過ごせる季節になってきました。
みなさんの調子もいかがでしょうか。
で、今日の記事に関しては。先日の記事で全三回にわたって取り上げたMCバトルに関して改めて書いてみようかなと。 やっぱりまだ言い足りないことばかりなんですよね
で、第三章にもおいても書いたのですが...
「MCバトルは現在非常にピンチ」
だと自分自身考えています。
で、それに関しては様々な立場によって異なりますが、
現在のバトルシーンに様々な問題があるからだと考えています。
このような問題点っていうのはMCバトルを運営している方々や、MCバトルに関係している人々っていうのはあまり意識しない部分もあると感じるんですよね。
それに関しては至極当然だと。
だって、自分がやっているイベントは自分が集めたい人たちを集めて自分たちが行いたいコンセプトでやってるから絶対に面白いし。終わった時点で満足する。
もちろん、そのような点について考えていてくださっている方もいるかもしれませんが。そういう人だとしても見えていない部分があると思います。
なので!本日はラッパーであり、尚且つMCバトルヘッズである私から、既存の大会(すべてではないです)への意見書を突き出します!
あと最初に、あくまでこれは現在のシーンへのdisではなく、自分なりの意見です。
個人の主観が多く含まれることをご留意してもらいたい。
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・進行に関して
試合進行に関しては現在に関しても問題が多くあると考えています。
例えば先日行ったUMBのグラチャンに関して。
自分は一人の観客として向かいました。
その時、前にいる高校生ぐらい(?)と思われる高校生三人組が、1回戦の16試合が終わった際に
「足痛すぎるから、座るか」
といってその場に荷物を置いてしゃがみこむという場面がありました。
で、実際に周りの観客からは少し白い目を向けられている部分がありました。
他にもこれはしょうがない問題かもしれないですが、試合が続くにつれて観客の判定の際の歓声が減っていき、個人的には良い試合だと思っていたのに盛り上がりに欠けているということも。
で、この問題に関しては
座り込んでしまう観客にも少し問題ありかもしれませんが、運営の進行に関しても少し変化を加えるべきなのかと思いました。
バトルヘッズの多くは若年層でもあると思いますし、そこへの配慮はちょっといるかな
と、いうわけで一つバトル運営(特に大規模トーナメントを行う場合)に提案です!
例えば64人トーナメントで一回戦を32試合行うとします。
その際に。
8試合に一度、休憩とまではいわなくても"屈伸するとか休むとか"を設けるという機会があってもいいのではないかと思います。
おそらく一度大会途中でリフレッシュを挟むことによってあたらめてバトルへの活気がもどるかもしれないし、盛り上がりは持続すると思います。
もしくはKOKのように女性と子供用のスペースを用意するとか。
これなんかは完全に着席しているシステムでいいですね(unplugged MC battle)
・運営費用の問題
これはバトルイベントに限らずのお話なのですが、HIPHOP関係のイベントを開く際に費用についてのお話です。
自分が耳に話した話ですが、基本的に地方で行う小箱のイベントに関しては、
赤字で運営しているオーガナイザーがほとんどとのこと。
で、それに関しては完全な解消することは難しい問題かもしれませんが。
その際で自分が目を付けたのが、
ドリンクに関してはもっと収入があげられるのではないだろうかということです。
先ほども述べたように大規模なバトルなどでは若年層(10代)のファンが多いです。
で、彼らに関してはお酒が飲めないわけです。尚且つ、ドリチケをもらったとしても使わない人もいる。
で、ドリンクの収入の内訳に関してはほとんどお酒が多いです。
結局自分はどうしたいかというと、お酒が飲めない未成年のためにドリンクの代わりにドリチケを渡すと記念品をもらえるシステムの普及です。
例えば戦極17・18章の舞台であったZEPP DIVERSITYに関してはチケットを渡すことでペットボトルホルダーをもらうことが出来ました。
こうすることでチケットの無駄を減らすことが出来ると考えます。なんなら、大会側がそういうもの用意してもいいかも。
・エントリー無断キャンセル問題
これに関しても非常に根深い問題です。先日遊びに行かせてもらったバトルイベントでも64人のうち15人近く無断キャンセルで主催者ブちぎれてましたね。納得すぎる。
まず、プレイヤーに
ラッパーだからルーズっていう考えはダサいから絶対やめろよ。
で、これに関しては一つの対応策としては
本名と電話番号と顔写真をエントリーの際に乗っけさせるぐらいしてもいいかなと思います。
そもそもバトルに出る時点でそれぐらいのリスクをしょってもらうほうが、きちんとしたMCが出てくれる気もします。大体キャンセルする奴はへたくそです。
・物販について
これも最近の大規模大会で大会を見終えた際に一つ問題になっている部分かもしれません。やはり物販などには有名なスターばかりが集まっているオールスター的な大会とかだと本当にお客さんが我先にと物販枠に飛んでいきます。
そのため、出口付近が非常に混雑して外に出ていきづらい。
これに関しては要因が二つあると思っています。
1つ目に単純に整列の部分がうまくできていないというところ。
個人的には非常に並んでいる人も多いし、そこでのトラブルも発生するリスクも考えられるのでスタッフを配置してもいいんではないかと考えます。
もしくは退場する際に段階を踏んで退場してもらうとか。
2つ目にラッパーとの距離感が分かっていない観客が多いところ。
自分もそうでしたが、Youtubeとかで見ているラッパーの人たちって自分たちからとても遠い立場の人、もしくは雲の上の人なんて思って部分がある。
でも。実際そうでもないです。
それこそ、大箱のイベントとかだと完全に「演者」と「客」という立場になっているけどそれぞれのMCの地元に行けば全然出演しているイベントで会えます。もしくは渋谷Familyなどでの大きな大会に向けた予選などでも。
なんなら、写真とか直接CD買ったりだって簡単に出来ます。話すこともできる。かっこいいMCには直接リスペクトを伝えてあげてくださいね。
なのでまず、ヘッズのみなさんは会いたければ予選に遊びに行ってください!
あと、大規模大会の運営の方たちはもっと予選の宣伝とかをしてもいいんじゃないかなと思います。
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そして、
最後に自分からの新たな提案です!
1. 即興ライブバトル
即興のバトルでは自分の色をだせないMCをたくさん知っています。
それは長さの問題でもある(8小節だと足りない)し、即興ではすぐに言葉が出てこない人もいるかもしれない。
いまのフリースタイルバトルはすぐに言葉が出る(短距離的)MCに光るが当たる点に関しては素晴らしいですが、音源の注目を上げていくためには長距離的な魅力が出せる人にもスポットライトを当てるべきではないでしょうか。
というわけで例の流れとしては
一回戦のビート紹介→観客に対してはDJ タイムを30分ほど行い、その間にMC達はリリックを考える→その後MCが曲として披露することによって判定を決める。
などといった感じです。バトル→音源につなげていくために一つの試みとしていかがでしょうか。
2.MCバトル×〇〇の組み合わせ
これに関しては以前から様々な形で行われていますが追加でいろんな組み合わせをやってもいいのかなという提案です。
これまでの例としては
LINE MUSICとのコラボがその例ですね。
これもなかなか面白い試みにはなっているとは思います。しかし、あくまでLINE MUSICからの協賛がなければ続かないし、継続は難しいかもしれません。
で、自分としての意見ですが
MCバトルとコラボする対象に関してですが、既存のMCバトルの長所をなくすところ、もしくはメリットが生まれない限りコラボするべきではないと考えます。
あくまでコラボはバトルの良さを増長するものであるべき。
例としては自分も参加させていただきますがこのイベント
↑よければご覧ください
このイベントはMCバトル×beatboxという形式をとっており、尚且つビートの代わりにbeatboxerによるビートボックスでバトルをするというMCとbeatboxerの2on2でのバトルがあります。
これに関してはどちらの世界に関しても刺激を与えることが出来ると思いますし、MCバトルの面白さを変えるビートに関してもバラエティが増えて面白いと思います!
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というわけで本日は改善すべき点などを自分なりにまとめさせてもらいました。
出来ればオーガナイザーからヘッズまですべての人に見てほしいです。
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