“中指を立てる”ってなんだろう
「中指を立てる」ってなんだろう?
私はこのようなテーマについてMCバトルが好きであるためよく考えられる。
「自分は実はとても自分自身に甘く、他人にも甘い人間である。」
そのため昔からどのような相手に対しても簡単に批判することができない。
そんでもって自分自身に対しても甘い部分がある。
その一方で、性根の悪かった昔の自分は相手に対してのうわべの悪口を言ったりすることが非常に多かった。もしかしたら今でもそうかもしれない。
例えば、自分自身が「笑いを作る」ということが好きであるために、他人をネタにすることがよくあった。
今思えば、彼らも笑って自分に対しての許しを与えてくれたけれども、心の中では様々な葛藤があったのかもしれない。と思う。
自分自身も昔から多くの人にいじられるタイプであったために非常にそのような気持ちに関しては分かる。
過度ないじりをされるとなんだか一瞬のうちの脳に血が上りイラっとする。その後長い期間、自分の存在価値を考えさせられる。
確かに。いじられるほうにも問題があると考えているが、思っている以上にヤバい人間は多い。
かといって大半の人がそうではない。
いじるのがうまいタイプに関してはどのようにいじったりしたらいいのかということを心得ているのでおいしい場面も提供してくれる優しい人間もいる。
一方で、いじることが下手ないじることがほど、下手だと認識していないのにもかかわらずすごい頻度でいじってくる人間もいる。
で、改めてその二つのタイプの人間について自分自身考えてみた。
そうすると、ある法則が見つかった
前者は、disとイジりの区別がきちんとついている人間である。
だから、あくまで相手のことを考えたうえで自分自身も笑ってもらいたいというwin-winの関係を自分から作っていける人間であると考える。
尚且つ。単純に直してほしいところがあったら相手が納得できる理由を用意したうえで真正面から向き合う。
後者は。あくまで自分の優位をとろうとして、尚且つ相手の全く変えられない部分をイジるそういうやつである。
自分の力で承認欲求を満たすわけではなく、相手に対してのうわべのdisで共感を得ようとする。いわばhiphopにおけるhaterである。
そういった二つのタイプの人間が世の中には存在している。
自分自身もそういう人間である部分もあった。本当に今から考えてみると非常に醜い人間であるし、承認欲求を向ける対象を本当に間違っていたなと心から感じる。ひたすらに情けない。
このような内容について書いてみようと自分が考えたのは、今日見たニュースがあったからである。
フジテレビの番組である「バイキング」にて、芸能人が全くDOMMUNEを知らないということから、ピエール瀧さんがメンバーであった電気グルーヴの事件を利用したPRをDOMMUNEが行ったという取り上げ方をしたとのこと。
僕は甚だ、腹が立ったと同様に、最近のテレビ局というのは非常に悲しいなと感じてしまった。
自分は正直、そのニュースに関しても、電気グルーヴに関しても、はたまたDOMMUNEに関しても全く知らない。
でも、よく分からないのに全員が一致団結して反対意識を出すことで団結して偉くなった振りをしているのが非常に悲しく感じられ、多様な表現が出来るテレビの枠は狭まってしまったのではないかと思う。
内実がよくわからないだけに自分も何も言えないが。
Haterが理由もない感情的な怒りを人々にぶつけて、人気を得る、好かれるなんて社会でいいのか?
答えは否である。
私たちはもっと批判をするにしても、もっといろんな情報を得ていかなければいけない。そんでもって正当な理由を持ったうえで目の前の相手に対して愛を持ったdisを行わなければいけない。真正面から中指を立てよう。
集団で一人のことdisってたって何も変わらない。
むしろ、そんな集団に対していやだという意識を持たないといけない。
常に嫌なところは真正面から嫌なところを言える人が本当に立派な人間だと思うし、時には我慢することも大事だ。
"Dis is Respect"
Disを行うのにもまず自分と違う相手に向き合うのだから最低限のリスペクトを払わなければいけないな。
そんでもっていやならその場から逃げるのも全く悪いことではない。居心地悪いところにいては気分悪くなるだけだ。
忘れずに生きてこうと改めて思わされたそんな一日であった。
だから、みなさん。僕に対してもつまらなかったり、間違っていることがあったら、すぐに批判をしてください。そんでもって自分が耳傾けなかったらすぐに見捨ててください。そしてこれはすべての人間にしてほしいです。
というわけでみなさんもDisるということに対してはそれなりの覚悟を持ったうえで行ってくださいね。僕も気を付けます。
最後に。最近いじりで感動した動画を乗せて浄化します。
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それでは!