『気づかない所』が面白い。バトルオタクがすすめるMCバトル3選。
みなさんは、MCバトルをどれだけ見るでしょうか?
というかそもそもMCバトルを見たことがあるだろうか。
まあ僕がこれまで何度も何度も記事でMCバトルに関しては取り上げているのでいい加減に見たことある人がほとんどではあるだろう。
というのも。自分は圧倒的なMCバトルオタクです。
そもそも。オタクという人物がどのような人なのかというと。いくつか定義があったのですが、特にこれが当てはまるような気がする
5.異常なまでに自身に係わる行動や情報に拘わる人
6.専門家ではないにもかかわらず、特定の学術方面に対する知識が異常に豊富である
7.単なるファンの領域を超えて興味の対象に熱狂する人
(引用:オタクとは 『ピクシブ大百科』より)
といったような感じです。
ただのファンではなく、異常なまでに自分の好きなMCバトルというものに対して熱狂しているというのが自分自身でしょう。
実際に自分は、今までのバトルに対して
・大よそ1000本以上の動画を見てきた(たぶんYoutubeのバトルは大体見ている)
・受験期にMCバトルをBGMに勉強して半月で通信制限
・毎月2度は確実にHIPHOPのバトルイベントorライブイベントに参加
・そもそも、MCバトルの解説をブログでし始めている。
といった具合で
最強のMCバトルバカであると自負しております。
馬鹿を自負するという行為が矛盾していることは指摘しないでください。
何より、バトルの研究者といった領域にも入る自分は、おそらく人が気づかないであろう独自の趣きがあるポイントを見つけてしまうことも多々あります。
なので、本日はそのようなポイントを含めたうえで、おススメ動画3つを紹介します。
- 1. ゴギガギガギゴ(9for) vs ミメイ | 第4回MRJ (MR日本語ラップ) BEST4
- 2. 鉄ちゃん vs RACK/超ライブ×戦極 U-22 MCBATTLE 2016 OSAKA
- 3. 戦極MC BATTLE 第六章(13.4 .28)黄猿 vs 鎮座DOPENESS
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1. ゴギガギガギゴ(9for) vs ミメイ | 第4回MRJ (MR日本語ラップ) BEST4
MRJの中でも一番、人気であり、個人的には2018年前半で一番のベストバウトではなかったかというこの試合。
拾うところが多すぎてすべて解説するのは非常に大変だったわけですが、その中でも。
『京都頭脳王』もしくは『不敵なライムメーカー』の名を関しているミメイ君のバースについて『気づかない所』を解説します。
ミメイ君について説明すると、現在20歳で京都出身のMCです。個人的には同い年であり、かんたという名前が被っておりいろいろと驚きなのですが。
彼のすごいところは様々な部分で出てくる掛詞です。もう和歌のレベル。
水性ではなく油性で残す文字、ほのかに香る金木犀。
間違いなし、ただ俺が住む星だから。同じ様にレペゼンしてるが。
最後は絶えず、搬送され119だな。
このバース。単純に相手に対して一生歌詞を残すという意志を油性で残す文字。と表していたり、仮性包茎で攻めたりと様々な切り口でせめていますが、それでは終わりません。ご存知の方も多いと思いますが。
水性(水星)ではなく油性で残す文字、ほのかに香る金木犀(金星・木星)。
このシーンで、天皇制(天王星)。けれどお前は仮性(火星)包茎なってるぜ。
間違いなし、ただ俺が住む星だから。同じ様にレペゼンしてるが。
最後は絶えず、搬送され119(1位地球)だな。
といった感じで、全てのバースに星が入っているわけです!! 尚且つビートの名前が
「星に願う」だからやばい。
より詳しい解説が見たい方は真ん中で司会として立っている赤髪の派遣社員さんが紹介している動画があるのでぜひ見てください!!
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2. 鉄ちゃん vs RACK/超ライブ×戦極 U-22 MCBATTLE 2016 OSAKA
このバトルは、現在では大人気となっている戦極U-22の第一回目にあたる2016 OSAKAの中で自分が一番好きなバトルです。
なんといっても『スタイルウォーズ』が際立っているこの試合。京都出身で固いライムとB-BOYという格好をしているRACKに対して沖縄出身の派手and派手でりゅう〇ぇるみたいな見た目をしている鉄ちゃんの対決です。
やはり何度も言いますが多様性があってこそMCバトルは盛り上がると思います。
で、このバトルの『気づかない点』はどこかというと。ここのフレーズ!!
鉄) ステージ上上がる資格はねえ。
と相手の小学校三年生みたいな恰好をdisるわけですよ。それに対して。
R)しかくあり。
と返すわけですね。で、これに関して自分は様々な考え方をしてしまいました。
1.資格あり。とステージに上がることを認めているのが重要なのか。
2.死角あり。と相手に対して甘い部分があると突いているのか。
おそらく普通の人は1.としか考えられないのですが、自分としては2の方が面白い、いやそれとも二つの意味をかけていったのか
そんなことを考えているだけで面白い。そんなバトルでした。
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3. 戦極MC BATTLE 第六章(13.4 .28)黄猿 vs 鎮座DOPENESS
言わずと知れた戦極mcバトルにおいて一番再生数を測っている
「下町の酔いどれモンスター」こと黄猿vs「フロウの天才」鎮座ドープネス
という二人が戦うとんでもない試合。音源です。
個人的には酔いどれvsしらふで酔っぱらいのテンションに追いつけるヤバい人
といったいろいろな面白さがあります!
『気づかない』面白いポイント
NAIKA MCがノリノリで写っている
完。