Kantabileさんの日常

某大学に所属する大学生のゆるふわな毎日。日本語ラップやMCバトルについての解説記事。その他自分の好きなことを発信してます。

日本有数のMCバトルオタクが推すベストバウト

みなさん。こんにちは。

朝型に向けて少しづつ歩を進めつつあるKantabileです。

 

で、本日に関しては以前から自分が何度にもわたって、また、様々な場所で熱い思いを語らせていただいている、MCバトルについてです。

 

kantabile.hatenablog.com

 

本当に大げさではなく。現在の自分の生活は、MCバトルという入り口がなければ決して成り立っていないと思います。

 

実際自分自身、MCバトルが義務教育といってもいいぐらいにMCバトルが好きで好きでたまらないわけです。それはMCとしても、ヘッズとしても。

 

 

どれぐらい好きかということはこんな文章だけでは伝わらないと思うので数字でどれだけ好きなのか教えましょう...。

 

・毎月2回は確実になんらかのMCバトルに参加している。

・おそらくこれまで見てきた試合は1000試合は軽くある。

・ビートを聞くと、曲名の前にバトルのフレーズが出てしまうことがある。

・受験期1日12時間ぐらい勉強してたけど3時間はMCバトルを作業用BGMに

 

 

といった感じです。なので、自分は「バトル好き」ではなく「バトルオタク」なのであります。

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で、本日はそんなMCバトルを心から愛し、人生を狂わされ、ずぶずぶと沼にはまってしまった自分がおすすめするYoutube上の試合を3つ紹介します。

 

なお、今回Youtubeの動画とそれについての解説を載せますが、MCバトルを今まで見たことがないという方に分かりやすく説明しますので! そもそもなんだかわからないっていう人も、これ読んでください!

 

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1. Lick-G vs MOL53/戦極MCBATTLE第15章 ベスト4

 

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MCバトル全体として見ても有数のベストバウトであるこの試合。何より全てにおいて出来すぎなぐらいなドラマ性とスキルが半端じゃなかった。

 

先攻は当時17歳であった"新世代のハイブリッド" Lick-G。当時彼は本当に乗りに乗っていました。同年の夏に行われたU-22のMCBATTLEにおいても圧倒的なリズムキープとフロウ、そして鋭くさえわたったライムで優勝。次世代のカリスマ的存在でした。

 

この当時彼はMCバトル界からの引退を宣言。そのような覚悟もあってか圧倒的な強さでベスト4まで上がってきました。

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対して後攻はMOL53(もえるゴミ)。宮崎県で根を張ってどす黒いHIPHOPを根付かせてきた実力派MC。2012年のMCバトル全国大会において準優勝。尚且つ音源に関しても独特のリリックと、彼しか持ちえない声で様々な人々の心を揺らしてきました。

 

この日の彼はいつにもまして勢いが乗っていました。というのもトーナメントの反対側の山から因縁の相手があがってきていたためでした。いや、そうではなく彼自身が積み重ねてきたキャリアが観衆に理解された故なのかもしれません。

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何よりこの試合において見てほしいのはそれぞれのセルフボースティングのやり方

 

先攻のLick-Gはステージ全体を使って飛び回り、音楽が楽しいということを体いっぱいで表し、スキルフルにビートに乗っていく。まるで蝶のよう。

 

一方で高校のMOL53は完全に臨戦態勢、途中からのバースではステージ上に座り込んで圧倒的余裕を出しながら的確に相手に言葉を突き刺します。まるで蜂のよう。

 

そういった二人の対称的な姿があるのにどちらもスキルフルで何か共通した音楽への姿勢を感じられる。そのような点がこのバトルが好きな理由です。