気軽に韻を踏みたい皆様へ
最近、ラップやブログについて公言してからいろんな評価をもらう。
「最近の記事は読んでいるよ!」
「なんでそんなに記事が思いつくんですか。」
などと非常にうれしいコメントを多数の人々からもらい、嬉しい限りである。
でも一方で。
「お前なんかがなんでブログなんぞやってんねん」
「ブログやる意味ってなんなの?」
ともいわれる。確かに君らの意見もわかるんだけども、意味が分からないけれどもいつの間にか楽しくなっているのがこのブログだから許してほしい。
などなど... たくさんの人から様々な意見をいただき、ありがたい話である。
で。ところ変わって先日挙げた。この記事によるものなのか
そして、ラップをやっていることもあり、このような質問をよく聞かれる。
「どうやったら韻を踏めるようになるんですか。」
「ほんとに即興で韻を踏んでいるんですか。」
たしかに。自分自身これまでこのことについて全く意識したこともなかったし、韻を習得するまでについて全く考えたことがなかった。
韻。たしかにこの言葉は一見すると非常に難しいものに思える。
よっぽどの興味関心がない限り、「韻」を学ぶのはおそらく国語の漢文の時間の
「七言律詩」ぐらいだろうか。
尚且つ、日本の音楽に関しては全くと言っていいほど音楽に韻が取り入れられることは少ない。海外だと韻を踏むためだけに無茶苦茶な言葉が入ってることも多いけど。
ともかく、日本にふつーに住んでいる限り、韻を踏むという行為に触れることは圧倒的に少ないし、踏む方法について全く知らない人がほとんどだろう。
と、いうわけで本日は。
「韻を即興で踏むやり方」について説明させてもらいたいと思います。
あくまで! 韻を使った言葉遊びを目的としているので、これはHIPHOPじゃねえみたいなHIPHOP警察のみなさん出動しないでください! フリースタイルのやり方を教えているわけではないです!
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1.韻のシャワーを浴びろ!
まず、一言に「韻」といっても日本語のうちの一要素なわけです。一つの言語。
それに加えて韻というものは言葉の響きがあってこそなので、耳で聞かないと、どのようなものが韻なのかすら区別がつかない。
これに関しては非常に英語のリスニングに近いものがある。
例えば、発音される音が弱い部分があって聞き取りづらいところがあるとか、音がつながっていることで聞き取りづらいとか。英語のリスニングを経験したことがある人ならば、読むことよりも聞くことで内容をつかむのは難しい点は実感していると思う。
ともかく、ただただ流し聞きしているだけでは、どこで韻を踏んでいるのか非常にわかりづらい。私自身も分からなかった。
で、そういう際には何をすればいいのかって。
とにかく韻を聞いて、聞いて、聞きまくりましょう。
英語も留学することがリスニング能力向上に向けての一番の近道であるように、韻に関しても触れ続けることが大事です!
いわゆる、インプットならぬ”韻プット”ですね そこの君、寒いとかいわない。
以前の記事でも書きましたが、最初は分かりやすく韻を踏んでいたとしても分からない部分があると思うので、字幕付きをおすすめします。
もちろん音源でもOK。 それこそ、この記事読みながら曲聞いてほしい。
下に挙げたPto6さんは僕のブログを書こうという一つのきっかけにもなった人です。
分析力半端ない、
このように様々な「韻」に触れることによって、まずは自分の「韻」に対してのリテラシーを養ったうえで、ある程度のテンプレートを全部ゲットしましょう。
2. 短い韻でもいいから踏むべし!
1のステップでなんとなく有名なフレーズをインプットすることが出来たら、
さっそく頭に韻を浮かべてみましょう!実践あるのみです!
で、ここでのアドバイスとしては
・最初は韻は3~4文字ぐらいで踏んでみる。完成度は無視。
・声に出していってみることで、韻を踏めているっぽいことを実感する。
・まず、他人のフレーズを真似してみること。パクリでもしょうがない
という3つがあります。最初は、みかんと時間 とかのレベルでいいと思います。
そうやって、自分のできる韻キャパシティーを広げていきましょう! 上手い人たちと一緒にいるとキャパシティーはみるみる上がっていくのでそれもおすすめです!
3.長い韻にチャレンジしてみよう!
おそらく韻について興味のある人たちにとっての一つの憧れは、長い韻を自然と即興の流れで踏むことだと思います。
ですが、我々凡人にとってそのようなことは不可能です。
個人的な感想ですが、多くの韻愛好家のみなさんやラッパーでもある程度の長い韻のテンプレートを持っていると思います。完全に即興ではありません。それを引き出すことによって踏んでいると考えます。
なので、そのようなことをしたい場合にはまずテンプレートを作ることをおすすめします。その際にこのサイトなどおすすめです。
しかし、長い韻になれば長いほど文脈的につなげるのは難しくなります。
なので韻と韻の間をつなぐフレーズを考える力をみにつけてください。
例えば、コミュニケーションと洪水警報という韻を有効活用したい場合。
君と久しぶりのコミュニケーション
こぼれる思いが洪水警報
などで使えば自然な流れで韻を踏むことが出来ていますし、何より韻によって文章に深みが出てきますよね。(これを韻のコクと呼んでいます。)
なので、韻と韻をつなぐフレーズを大事にしてください。
あと、もう一つの方法としては長すぎる場合は分けて考えるのもありです。
例えば
「発泡スチロール」の場合。「発泡」と「スチロール」という二つに分けます。
そして、それぞれの韻を考えるわけです。
「発泡」⇒「客の」 「スチロール」⇒「首踊る」
といったような感じで考えてみてください。
そして、二つを組み合わせて...
お前の内容スカスカ発泡スチロール
一方、俺の言葉で客の首踊る
といった感じです。
このようにして韻を活用してみてください。
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というわけで皆さん韻を理解できましたでしょうか?
韻を使った言葉遊びは非常に楽しいのでぜひ楽しんでみてほしいです!
韻を定期的につぶやくツイッターもあります。
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