Kantabileさんの日常

某大学に所属する大学生のゆるふわな毎日。日本語ラップやMCバトルについての解説記事。その他自分の好きなことを発信してます。

Prime video 無料作品「トゥルーマン・ショー」を見て

最近、Amazon Prime Studentに入会した。

 

うわさに聞いていたが本当にこのコンテンツはすごい。

 

例えば、翌日での宅配を可能にする「お急ぎ便」が可能であったりとか、他にも本を買うたびに10%ポイントが付いてくる。とかAmazonの策略にずぶずぶとはまりつつも、快適な生活を送れている。

 

これが年/1900円で尚且つ、今だと2000円分のクーポンがついてくるっていうんだから入るメリットしかなかったわけです。

 

詳しく知りたい人はこちらでチェックしてください。

abikosan.com

 

そして!

なによりもそれらの多様なコンテンツの中でも最も魅力的だったのが

”Prime video”なのです!

 

この”Prime video”は、動画配信サービスであり、オリジナル番組から、邦画、洋画、アニメまで幅広い作品を取り扱っています。

 

例えば、洋画でいうと「ラ・ラ・ランド」や「MEN IN BLACKシリーズ」、邦画でいうと「渇き。」から「帝一の國」まで、他のジャンルでいうと「ドラゴンボールシリーズ」の全てもありますし(たぶん全部見るのに1年は軽くかかる)、「M1グランプリ」の過去作など全ても含まれています。

 

感覚でいうと、TSUTAYAがちょっと品薄状態ってぐらいかな?

でも、それが年1900円(月/160円ほど)で使えるっていうんだからとんでもないサービスですよ。

 

個人的におすすめなのは、ダウンタウン松本人志監修の「ドキュメンタル」。

お笑い好きな人は必見です。 深夜に声出して笑ってしまうレベル。

 

 

さて、本題に入ります。

先日。このブログである映画が紹介されていました。

www.nakajima-it.com

 

トゥルーマン・ショー」という映画です。

 

この映画は題名の通りトゥルーマン・ショーという男性が主人公になっています。

(演じているのは「マスク」で有名なジム・キャリー

 

この映画でテーマとなっているのは「自分の見ている世界が本物であるか?」

ということ

 

このトゥルーマン・ショーという男性はある小さな島で暮らしている30台前後の男性。彼は大学時代から付き合っている美しい妻と順風満帆な生活を送っており、尚且つ、仕事も順調、旧友との関係も良好 という健やかな暮らしを送っていました。

 

しかし、彼自身はそのような生活に様々なきっかけである疑いを持つようになります。

「俺の住んでいる世界は作られたものではないのだろうか?」

 

例えば、今までの会社に向かうルートから寄り道して、他のビルのエレベーターに乗ろうとしたら芸能人の控室のようなものがあったり、妻の不可解な言動、そして”ある大学時代の後悔”などなど

 

次第に彼の持っている疑いは彼にとって確信的なものへと変わっていきます。

 

そう。彼が住んでいる小さな島は「大富豪によって作られたハリウッドの巨大スタジオ」だったのです。

 

生涯で稼いだ資金をそのスタジオに投じた大富豪はその島である赤ん坊を育てて、テレビで中継することによって彼の成長を記録していきます。

 

それこそが「トゥルーマン・ショー」という男性なのだ。

 

10000日以上が経過したトゥルーマン・ショーはある事件をきっかけに世界に疑いを持ち始め、ついに、他の地域への脱出を図る。

 

彼の結末とはどうなるのか!? この続きは見ていただけると幸いだ。

 

 

特にこの映画で面白いのは

トゥルーマン・ショー」というテレビを見ている視聴者の反応である。

この映画では3つの視点から物語が描かれており、1つ目がトゥルーマン・ショーという青年からの視点。2つ目がその番組の制作者側。3つ目がそのテレビ番組を見ている視聴者という視点に分かれている。

 

そのなかでの、視聴者の反応というのが非常にリアルだ。

 

私たちはテレビ番組を見ているときに、登場する芸能人が実際に存在していることは確かであるという一方でどこかテレビという世界の中の人という認識を持っている部分があるのではないか?

 

「このテレビを介した他人事観」というものの表現が非常に巧みである。

 

例えば、序盤のトゥルーマン・ショーがいつも通りの明るい性格でジョークを言い合っているところでは他人事として視聴者は笑って楽しんでいる。

 

しかし、中盤から疑いを持つところでは、彼の不遇な境遇に対して、共感している視聴者の反応といったように、彼らの反応が移り変わっていく感じがとても面白かった。

 

ネタバレになってしまうので詳細に言うことが出来ないが、ラストシーンでの視聴者の”あるコメント”がとても切なく、私たちへの皮肉が効いているのでぜひ確かめてほしい。

 

 

今までになかった世界観、そして脚本、構成になっているこの映画。

 

なんと無料作品なので皆さんに見ていただきたい。

とても切なく、勇気をもらえる映画なので様々な方にお勧めしたい映画だ。

そして、見た後この「Kantabile」という存在に疑いを持ってしまうのでは?

 

それでは。また。